PDF版『天界と地獄』について

スヴェーデンボリ出版から最初の出版物として『天界と地獄』を刊行してから7年の歳月が経過し、このたび、その改訂版を作成しました。

初版についてはまだ残部があり、印刷物としての改訂版を刊行するには多くの資金も必要になるため、現状では困難がありますが、この最新版ついては、PDF版を無料公開する予定です。

また、SPSC会員でご希望の方には、PDFファイルをお送りしまので、その旨、事務局まで連絡ください(メールの添付ファイルとして送ります)。

『最後の審判と世の終わり』について

本年(2017年)3月に、スヴェーデンボリ出版から刊行した書籍『世の終わりと最後の審判』は、SPSC会員限定で自家製本したものを頒布しましたが、増刷にあたり、製本は外注することとなり、それに合わせて、若干の手直しを加え、タイトルも『最後の審判と世の終わり』と改めたものを頒布することになりました。

この書籍は少部数出版のため、ほぼ原価での提供となり、書店等での販売は行わず、SPSC限定での直売となりますので、よろしくお願いします。

頒布価格等の詳細は、会報17号でおしらせします。

 

 

会報第16号

『SPSC会報』第16号を発行しました。
内容は以下のとおりですーー

電子ブックの取り組みについて 林 道夫
『天界と地獄』の改訂版について 鈴木泰之
新刊のお知らせ 『みことばとその内意・表象と対応』
個人的な証し 箕輪敏彦
韓国の新教会 栄 世一

 

 

訳語・用語の研究  メモラビリア(Memorabilia)について

メモラビリア(Memorabilia)について

新刊『スヴェーデンボリのラテン語』の「文選」IV.は『真のキリスト教』387番からものです。その表題は「第三の印象的な出来事」(Tertium Memorabile)であり、このラテン語の複数形が“Memorabilia”です。なお、先に述べておきますが、「データ(資料)」の言葉はラテン語“data”から由来しており、“datum”の複数形であり、これは動詞“do(与える)”の分詞(「与えられたもの」を意味する)です。それで、このように複数形を考えることはよくあります(「商品」を意味する「グッズ」もgoodの複数形goosです)。

さて、形容詞“memorabilis”は「記憶に値する・記憶すべき・注目すべき」を意味します。この中性形が“memorabilis”であり、この実詞としての意味が「記憶すべき出来事・注目すべき出来事」となります(なお、形容詞が実詞として使われることは、今回の「勉強会」の一部です)。

この言葉はこれまでいろいろに訳されています。古くは「記憶すべき事」(静思社・真のキリスト教)、また「メモ」(アルカナ出版・同書))、「説話」(静思社・結婚愛など)です。

霊界での体験に基づく独特な意味合いを持つ言葉なので「メモ(これは論外でしょう)」や「説話」と訳しては真意を伝えてないでしょう。それで、適当な訳語が定着するまでは「音訳」である「メモラビリア」でよいかなと思っています。

 (鈴木泰之)『SPSC会報』第15号に掲載